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【tanuki journal】No.24 “現地取材”北欧デザインの普遍性──白と余白のシンプルモダン空間

2026.02.04

北欧家具tanukiにて取り扱う北欧ヴィンテージ家具・雑貨達。今から50~70年前に作られた作品達は今もなお現代の生活を彩り豊かさや温かみを与えてくれます。当店で出会いを果たした家具・雑貨達が暮らしの中でどのように取り入れられているか、お客様宅を訪問・取材し心地よい暮らしのヒントを探る【tanuki journal】。

第二十四弾はデンマーク現地の様子をお届けします。今回お伺いしたのはH氏ご夫妻宅。白を基調としたシンプルモダンなお部屋に、さりげない小物や奥様自作のアート作品と共に、洗練されたデンマークデザインの家具を余白を活かしてコーディネート。北欧デザインの懐の広さと現代の住宅との相性の良さを改めて感じる取材となりました。


玄関を抜けるとダイニングエリアへ。モノトーンを基調にしつつ、アートや小物をさりげなく散りばめることで、無機質になりすぎない上品なバランスに。静けさの中に程よい表情が生まれ、心地よく過ごせる雰囲気に仕上がっています。

フリッツ・ハンセンのスーパー楕円テーブルにアルネ・ヤコブセンのセブンチェアをコーディネート。
ルイスポールセンPH 3/2。
Jacob Hermannのフクロウ。

ダイニングの向かいのテレビ周りもすっきりとしたコーディネート。ご婦人手作りのオーナメントを壁面に設置。

ヴィンテージのハイチェスト。
奥様自作のアート作品。
 Fog & Mørup社のテーブルランプとカイ・ボイスンのパフィン。
奥様自作のアートをテレビ上に設置。
カイ・ボイスンのヒッポ。

天井が高く開放感のあるキッチン。

キッチン脇からの景色も美しい。

奥様自作のプランターポット。
奥様自作のカゴ。

キッチン脇を抜けるとご主人の書斎スペース。

ノルウェーのGandaal Møbelfabrik社製のデスクにアルネ・ヤコブセンのセブンチェア。
カイ・クリスチャンセンのFMウォールシェルフ。
ハンス・J・ウェグナーのAT48。
ルイス・ポールセンPH5。

キッチンからリビングへの通り道にちょっとしたくつろぎスペース。濃い緑色の壁がアクセント。

アルネ・ヤコブセンのスワンチェア。

リビングへの途中にちょっとした休憩スペース。

ご夫妻自作のアート作品。

リビングエリアへ。ボーエ・モーエンセンやハンス・J・ウェグナー、ルイス・ポールセンのライトなどでシンプルモダンにまとめられています。

ハンス・J・ウェグナー AT33ソーイングワゴン。
ルイスポールセン PH 2/1 ウォールランプ。
奥様自作のアート作品。
デンマークのアーティストのアート。
アルネ・ヴォッダーのサイドボード。
ルイスポールセン パンテラフロアランプ。
奥様自作のアート作品。
ルイス・ポールセンPH3/2テーブルランプ。
グンナー・ニールンドのベースとボウル。
Fat Lavaのベース。

ソファエリアには3人掛けと2人掛けをL字に配置。

ボーエ・モーエンセンのModel 2213と2212 ローテーブルはModel 268。
ルイスポールセン PH 80フロアランプ。
奥様自作のアート作品。
奥様自作のアート作品。
デンマークのアーティストの作品。
ギリシャ旅行のお土産。
カイ・ボイスンのサンタクロース。
カイ・ボイスンのダックスフント。
リュンビューポーセリン リュンビューベース。
Kurt Østervigのフリースタンディングシェルフ。

地下室にはカゴ作家である奥様の作品をたくさん展示していました。


今回は、北欧デザインが持つ懐の深さをあらためて実感する取材となりました。余白を活かしたモダンな室内に、名作家具たちが存在感を宿しながらも決して主張しすぎず、自然に生活空間へ溶け込んでいく――。木の温もりや杢目の表情といった北欧ヴィンテージの一般的なイメージとはまた異なり、アルネ・ヤコブセンのセブンチェアや、ボーエ・モーエンセンのModel 2213のように、シンプルモダンな空間にも美しく調和するデザインの柔軟性。その広い許容範囲こそが、現代においても北欧デザインが長く愛され続ける理由であり、普遍性の証だと感じました。北欧デザインの本質をあらためて見つめ直す、豊かな時間となりました。H氏、この度は取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。

 

北欧家具tanuki 北島