【tanuki journal】No.19 ジャンルを越えて、自由に楽しむ。遊び心と感性がつくるミックススタイル空間
2025.08.23
北欧家具tanukiにて取り扱う北欧ヴィンテージ家具・雑貨達。今から50~70年前に作られた作品達は今もなお現代の生活を彩り豊かさや温かみを与えてくれます。当店で出会いを果たした家具・雑貨達が暮らしの中でどのように取り入れられているか、お客様宅を訪問・取材し心地よい暮らしのヒントを探る【tanuki journal】。

第十九弾はUさん宅を訪ねました。北欧ヴィンテージをはじめ、アメリカのミッドセンチュリー、日本の古道具や昭和レトロまで、ジャンルを越えて集められた家具や雑貨が見事に調和するUさん宅。空間の随所に遊び心が散りばめられ、訪れる人をワクワクさせるコーディネートが印象的です。スタイルに縛られず、自分たちの「好き」を大切にした住まいづくりのヒントを垣間見た取材となりました。
-北欧ヴィンテージはどのように知りましたか?
Uさん:北欧ヴィンテージを知ったきっかけはtanukiさんだったと思います。元々は雑誌で見たイームズのラウンジチェアを見て衝撃を受け家具が好きになり、アメリカのミッドセンチュリー物をかなり買ったり売ったりしてきましたが、いつのまにかあれよあれよと北欧系で揃えるようになりました。最初に購入した北欧家具はアイラーセンのソファで、結婚当時に購入しました。元々は革だったものを布で張り替えて今も使用しています。中古住宅を購入して建て替えをした際に家具を同時に探し始めて、その時に北欧家具tanukiさんで北欧ヴィンテージの存在を知りました。















Uさん:建て替え時に妻が全体的な設計を担当しましたが、どこにどの家具を置くか、家具ありきで設計しました。なので、北欧家具tanukiさんに通っていた当時は買うぞ!という気持ちで毎回伺っていました。tanukiさんは倉庫から掘り出し物を探す感じが好きでした。家具代も建築費に入れた感覚なので、相当散財してしまいました笑



-最初に購入した北欧ヴィンテージは覚えていますか?
Uさん:この丸ダイニングテーブルと壁掛けのシェルフですね。他店だと思いますが、土間で使っている蛇腹のチェストも最初の頃に購入しました。








-北欧ヴィンテージ家具のどのようなところに惹かれましたか?
Uさん:北欧ヴィンテージはあったかい感じがするのがいいですね。木のぬくもりといいますか。また、昭和レトロも好きで和物も集めていますが、そういったものとも相性がよいというか、何か通ずるところもある気がしますし、使い捨てではなく一緒に過ごす感もあると思います。コルビジェが好きな友人がいますが、私はどうも冷たい感じがしてあのようなテイストは合いませんでした。










-メンテナンスはされていますか?
Uさん:メンテナンスはほとんどやっていません。ダイニングテーブルは当時tanukiさんで水に強い塗装をしてもらったので、多少のシミや傷はありますが、ヴィンテージのいい感じに仕上がってきています。うちはあまり水のシミとかは気にせずにそのまま使用しています。


















-買付依頼をいただいておりましたPH wallが年明けに入荷します。
Uさん:家具は一通りそろった感があるので、ここ最近は家具は買っていませんが、屋外用のPH wallはいつか欲しいとずっと思っていました。以前から相談していましたが、ちょうど買付できたとのことで、年明けにまたお店に遊びに行かせてもらいます。楽しみにしています。
Uさん宅での取材は、北欧ヴィンテージの魅力を再確認すると同時に、スタイルに縛られない自由な発想の楽しさを垣間見ました。北欧、ミッドセンチュリー、昭和レトロ、日本の古道具まで、ジャンルを越えて調和する空間には、住まい手の感性と遊び心が随所に感じられます。家具を「揃える」ではなく「選び取る」ことで生まれる個性は、暮らしに深みと温もりをもたらし、日々の生活を豊かに彩ってくれます。ヴィンテージ家具は、使い込むほどに味わいが増し、住まいとともに成長していく存在。そんな家具たちとの出会いが、皆さまの暮らしにも新たな発見や楽しみをもたらすことを改めて認識した取材となりました。いつも当店のご利用誠にありがとうございます。今後とも引き続きよろしくお願い致します。
北欧家具tanuki 北島