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【tanuki journal】No.17 ”現地取材”遊び心ある小物のコーディネートと名作家具のシンプルモダンな空間

2025.07.13

北欧家具tanukiにて取り扱う北欧ヴィンテージ家具・雑貨達。今から50~70年前に作られた作品達は今もなお現代の生活を彩り豊かさや温かみを与えてくれます。当店で出会いを果たした家具・雑貨達が暮らしの中でどのように取り入れられているか、お客様宅を訪問・取材し心地よい暮らしのヒントを探る【tanuki journal】。

第十七弾はデンマーク現地の様子をお届けします。お伺いしたのは十年以上の付き合いになる家具ディーラーであるO氏宅。O氏の元で買付中にご自宅に伺わせていただきました。モノトーンを基調としたシンプルな室内の中に、所々に飾られた小物にデンマークらしいセンスを感じるコーディネートでした。


まず玄関を抜けるとダイニングエリアへ。白を基調としたシンプルで爽やかなコーディネートに、所々小物を合わせたスタイリング。

ハンス・J・ウェグナーのCH-24 Yチェアにフリッツハンセンのスーパー楕円テーブル。

今までの現地取材の傾向として、同じチェアで6脚揃えているパターンが多くみられるので、デンマークでは定番のコーディネートと言えるでしょう。照明はルイス・ポールセンのENIGMA 425。

テーブルの向かいにはコレクション棚。わいわいにぎやかで楽しげです。

カイ・ボイスンのくま。
カイ・ボイスンの衛兵のコレクション。

天使のオブジェ。こういったアートの取り入れ方が素敵。

カイ・ボイスンの象とダックスフンド。
イッタラのバード。

ビヨン・ヴィンブラッドのフラワーベース。

壁面にもたくさんのコレクション。遊び心ある楽しげなコーディネートです。

キッチンへ。定番の窓際の照明にはホルムガードを2灯使用。

ホルムガードのKropendelペンダントライト。

リビングエリアへ。

お寛ぎのところ、失礼致します。
ルイス・ポールセンのPH 3/2。

ラタンのサイドテーブルに観葉植物の組み合わせは相性良し。
キュートなネズミのオブジェ。

リビングエリアにはハンス・J・ウェグナーのCH445をはじめとして名作を使用。

アルネ・ヤコブセンのエッグチェア。

ルイス・ポールセンPH3/2。
ルイス・ポールセンPH80にハンス・J・ウェグナーJ16ロッキンチェア。

壁に光が明かるようにPH80を設置。光の陰影が美しい。

小物の遊び心。
コーナーに照明を吊るすのは定番コーディネート。


今回訪れたO氏宅は、当店で普段よく扱うチーク材やオーク材の素材を活かした家具は少なく、ペイント物のYチェアやスチールレッグのエッグチェア、革張りソファなどモノトーンでまとめられた空間となっており、こういったシンプルモダンなスタイリングにも対応する北欧家具の奥深さを感じた取材となりました。モノトーン基調の中に所々アクセントとなるアートや小物や照明を配置することで、シンプルになりすぎ心地よい空間に仕立てている点は参考になるのではないでしょうか。O氏ありがとうございました。

 

北欧家具tanuki 北島