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デンマークで買い付けたハンス・J・ウェグナーのAT312ダイニングテーブル。天板はチーク材、脚と幕板はオーク材仕様の2トーンな配色となっており、オーク材は経年変化でヴィンテージ感楽しめる風合いの飴色に変化していて大変雰囲気の良い一台。当店ではこれまでも現地で見つかれば買い付けてきたお気に入りのダイニングテーブルですが、なんといっても造りの良さや実用面とデザイン性などやはり他のダイニングテーブルよりも数段階格の違いを感じます。強度を高めるために脚と組み合わさる部分の幕板の高さを高くしているのですがその実用的な意図を感じさせないほどにうまくデザイン的に落とし込まれており、シンプルになり過ぎずかといって不自然で華美でない絶妙な造形にまとめています。他のダイニングテーブルとくらべても肉厚なフレームなのですが、見た目的にまったく重い印象がなくむしろ浮遊感すら感じるというのが不思議。末広がりの脚や弧を描く奥行方向の貫の造形、わざわざ異なる材を継ぎ足したエクステンション天板下のレール先端部分、天板下のレールカバーの片持ちの造形などどの部分にもこだわりを感じます。またこちらの個体はフレームに美しい虎斑が現れておりこちらの杢目も楽しめます。価格はお安くはありませんが、価格に見合うまたはそれ以上の価値のあるダイニングテーブルです。
こちらのテーブルはオイルウレタンにて仕上げております。通常のオイル仕上よりも水などに強い仕上をしておりますが、完全な防水加工ではありませんので、気になる方はコースターやマットをご利用ください。天板にわずかな反りがございますが実用上は問題ございません。
こちらのダイニングテーブルは脚を外すことができません。搬入経路のご確認をお願いいたします。
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