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デンマークで買い付けたカイ・クリスチャンセンのFMシリーズの蛇腹サイドボード。こちらのFMシリーズはウォールシェルフやチェストなど一連の統一された規格でデザインされたシリーズ。同シリーズのウォールシェルフなどと同じ幅でデザインされているので、ウォールシェルフの下にチェストやサイドボードを設置することを想定してデザインされていたようで、買い付け時もセットで見つかることも多いです。
こちらのサイドボードの特徴はまずは蛇腹扉。一見すると扉は一枚の板に見るほど隙間なく緻密に作られていて、当時の技術にもびっくり。本体の側面から裏側にぐるっと扉が回る構造もユニークなのですが、よく見ると扉を構成するパーツはまっすぐ切っているのではなく割いたように切っている造りをしており、当時の製造工程にも思いを馳せ楽しめます。こちらは元々レコードを収納する前提で設計されたようで上段には12インチレコードがぴったり収まります。書類などの整理にも大変使いやすいデザインです。
こちらは全面研磨後、オイルにて仕上げましたので大変美しい仕上がりとなります。当店で可能な限りメンテナンスを行いましたが、蛇腹扉の構造上、湿気や気温の上下の影響を受けやすいため、使用上差し支えの無い範囲とはなりますが、天候によって引き出しの滑りなどに変化が生じる場合がございますのでご留意くださいませ。
こちらは脚を外した状態でお届け致します。工具不要のねじ込み式ですので、到着後、組み立てをお願いいたします。
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